ブックメーカーの持つ2つの方式について

スポーツベットの世界では、ブックメーカーは欠かせない存在です。ブックメーカーの仕組みを理解することは、より精度の高いベットを行うための第一歩となります。ブックメーカーが持つ方式には大きく分けて2つあります。それが「ブックメーカー方式」「パリミチュエル方式」です。

ブックメーカー方式は、ブックメーカーが独自にオッズを設定し、そのオッズに基づいてベットが行われる方式です。一方、パリミチュエル方式は、全てのベット額が一つのプールに集められ、そのプールから配当が分配される方式です。

これらの方式にはそれぞれ異なる特徴と利点・欠点があり、ユーザーはそれをしっかり理解した上でブックメーカーを利用する必要があります。

そこで、ここではこれらの方式について詳しく解説し、それぞれの特徴を比較しながら、どのように活用すべきかをご紹介していきます。

ブックメーカー方式

ブックメーカー方式とは、ブックメーカーが事前にオッズを設定し、ユーザーがそのオッズに基づいてベットを行う方式です。ブックメーカーは、特定のスポーツの試合に対して独自の分析に基づいた確率を算出し、そのオッズを公表します。ユーザーはこのオッズを参考にベット額を投入し、試合結果が予想通りになれば、ブックメーカーの設定したオッズに基づいた勝利金を受け取ります。

ブックメーカー方式の特徴はベット時点のオッズが適用される点です。後ほど解説するパリミチュエル方式ではオッズが変動するため、ベット時点のオッズと払い戻しのオッズが異なることがありますが、ブックメーカー方式ではそのようなことは起きません。

利点

ブックメーカー方式の利点としてまず挙げられるのは、前述の通り、オッズがベットを行う時点で確定しているため、ユーザーが自分のリスクを事前に把握できる点です。

このベット時点のオッズが適用されるというシステムにより、ユーザーはベットが的中した場合にどれだけの勝利金を受け取ることができるかを正確に計算することができます。

また、ブックメーカーは多種多様なベットオプションを用意しているため、ユーザーは特定の試合だけでなく、さまざまな試合に関する結果や出来事に対してベットを行うことができます。

例えば、試合の勝敗だけでなく、得点数や個々の選手のパフォーマンスにベットすることも可能です。これらのベットオプションにつけられているオッズも変動することはなく、ベット時点のオッズで勝利金を計算することができるのです。

欠点

ブックメーカー方式にはいくつかの欠点が存在します。

ブックメーカーは自らの利益を確保するためにオッズにマージンを設定します。このマージンが含まれることで、ユーザーが得られる勝利金はブックメーカーの利益分だけ減少します。つまり、ユーザーの利益はブックメーカーのマージンによって削減されるため、ユーザーにとっては不利な条件となることがあります。

また、日本の競馬や競輪などのギャンブルでは、ブックメーカー方式は採用されていません。日本ではパリミチュエル方式が主流となっており、すべてのベット額がプールされ、そのプールされた金額を勝者に分配する方式が用いられています。

日本のギャンブルでもブックメーカー方式が採用されれば競馬や競輪でももっと大きなリターンを狙うことができていたかもしれませんが、現時点では夢のまた夢となっています。

パリミチュエル方式

パリミチュエル方式とは、ユーザーの全ベット額を一つのプールに集め、そのプールされた金額を勝者に分配する方式です。

パリミチュエル方式では、オッズは事前に固定されず、すべてのベット額が集まった後に決定されます。具体的には、まず全てのベット額一つのプールに集められ、そこからブックメーカーの利益となるマージンが差し引かれた残りの金額がベット的中者に分配されます。パリミチュエル方式は主に国内の競馬や競輪などで採用されています。

パリミチュエル方式の大きな特徴は、ユーザー同士が対決する形式であることです。つまり、ユーザーが直接ブックメーカーと対決するのではなく、他のユーザーと競い合う形になります。このため、オッズはユーザーのベット額の動向によって変動します。

例えば、ある馬が非常に人気がある場合、その馬に多くのベットが集まり、その結果、最終的なオッズが低くなることがあります。逆に人気がない馬にベットが集まらない場合、その馬のオッズは高くなります。

パリミチュエル方式のオッズはベットが締め切られた後に確定することが多いため、事前にどれほどの払い戻しを受けることができるのかを知りたいというユーザーには向いていません。ブックメーカー方式を利用することをおすすめします。

利点

パリミチュエル方式の利点として公平性が高い点が挙げられます。オッズが事前に固定されず、ユーザー全体のベット額が一つのプールに集められてから配当金が決定されることで、ユーザー同士が対等な立場で競い合うことが可能となります。

オッズはユーザーのベット額の動向によって変動し、人気の高い選択肢にはベットが多く集まり、その結果オッズが下がります。一方で、人気の低い選択肢にはベット額が少なく、オッズが高くなるため、ユーザーが高いリターンを狙うことも可能です。このように、すべてのユーザーが同じ条件のもとで賭けを行うため、公平性が保たれます。

次に、運営者のリスクが低い点も利点として挙げることができます。パリミチュエル方式では、すべてのベット額の総額から一定のマージンを差し引いた残りが勝者に分配されるため、運営者は試合の結果に関わらず一定の収益を確保することができます。

これにより、運営者は常に安定した収益を得ることができ、試合結果によって損失を被るリスクを回避することができます。この安定した収益構造は、運営者にとって大きな利点であり、ブックメーカーの長期的な運営において重要な要素となります。

これらの利点により、パリミチュエル方式は競馬や競輪などの日本のギャンブルにおいて広く採用されており、多くのユーザーに支持されています。

欠点

パリミチュエル方式の欠点の一つは、オッズの変動性です。パリミチュエル方式ではすべてのベットが締め切られるまでオッズが確定しません。

ユーザーはベットを行う時点で最終的なオッズを予測することができないため、自分のベットがどれだけの勝利金をもたらすかを正確に見積もることが難しくなります。例えば、ある選手に人気が集中し、ベット額が急激に増えた場合、その選手のオッズは大きく下がります。このため、ユーザーはベットをした時点では期待していた勝利金を受け取れない可能性があります。

このオッズの変動性は特に大きなベット額が動く場合に顕著であり、ユーザーの戦略を立てにくくする要因となります。

もう一つの欠点は、プールが少ない場合、オッズが低くなる可能性がある点です。特定の試合や大会に対してベットがあまり集まらない場合、プールされた金額が少なくなるため、勝者に分配される勝利金が低くなります。

ユーザーが期待していた勝利金を得られない場合があり、特に小規模な大会や人気のない試合ではこの問題が顕著になります。ユーザーが高いリターンを期待してベットを行っても、実際には低い勝利金しか得られないことがあり、この点がパリミチュエル方式の大きなデメリットとなります。

どちらを選択するか

ブックメーカー方式パリミチュエル方式のどちらを選ぶべきかは、ユーザーのニーズやベットスタイルによって異なります。

ブックメーカー方式は、オッズがベット時点で確定しているため、自分のリスクとリターンを事前に明確に把握できる点が魅力です。また、ブックメーカーは多様なベットオプションやプロモーション、ボーナスを提供することが多く、幅広いスポーツベットの楽しみ方を求めるユーザーには適しています。ただし、ブックメーカーのマージンがユーザーのリターンを削減する点や、ベットが外れた場合のリスクが高い点には注意が必要です。

一方、パリミチュエル方式は、公平性が高く、ユーザー同士が対等に競い合う形式です。オッズはリアルタイムで変動し、ベットの総額に基づいてオッズが決まるため、運営者にとってリスクが低く安定した収益が見込めます。しかし、オッズの変動性やベット額のプールが少ない場合に勝利金が低くなる可能性がある点はデメリットです。

どちらの方式を選ぶかは、ユーザーがブックメーカーに何を求めるかによります。オッズの分かりやすさや多様なベットオプション、プロモーションを重視する場合はブックメーカー方式が適しています。一方、公平性やリアルタイムでのオッズ変動、運営者の安定性を重視する場合はパリミチュエル方式が適しています。

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