ブックメーカーにおけるアービトラージの意味

アービトラージとはブックメーカーの世界でよく耳にする言葉ではありますが、元々は投資の世界で使われていた言葉です。

アービトラージの本質はとてもシンプルなものであり、対象物をより安い店で買い、より高い店に売るというものです。

これはそのモノの値段が店によって異なることにより初めて利益を確保することができます。どの店でもすべて同じ値段で売られている場合、利益は生まれません。

ブックメーカーにおけるアービトラージも考え方の本質は同じです。ブックメーカーAの設定しているオッズとブックメーカーBの設定しているオッズに乖離がある場合に、それを利用し利益を得ようとするものです。

この記事ではアービトラージという戦略やその考え方について詳しく解説します。

しかし、結論から言うとブックメーカーにおけるアービトラージはあまり実用的ではありません。労力の割に獲得できる利益が乏しくなることが多々あります。また、ブックメーカーの多くはアービトラージを禁止しているため、そのペナルティーの存在も理解しておく必要があります。

しかし、アービトラージという考え方があるという点を知っておくことおはマイナスにはならないので、知ってて損はないと思います。

アービトラージとは

前述の通り、アービトラージは元々投資業界で使われていた言葉で日本語では裁定取引と言います。同じモノであるのにも関わらず売っている場所によって価格に乖離がある場合にその差の利益を狙う取引です。

例えば株取引において以下の2つの証券取引所を考えてみます。

A取引所:株式会社Xの株価が30万円
B取引所:株式会社Xの株価が31万円

このようなシチュエーションではA取引所で株を買い、B取引所で売却すれば利益が得られるのはすぐに分かると思います。

このように、同じモノであるのにも関わらず、場所によって価格に乖離が発生しており、安い場所で買い、高い場所で売ることで確実に利益を得る方法、これをアービトラージと言うのです。

ブックメーカーに応用

アービトラージの考え方はブックメーカーでも応用することができます。投資の世界ではモノの価格差を狙いますが、ブックメーカーではオッズの差を狙います。

例えばバスケットボールの試合にベットする際に2つのブックメーカーがそれぞれ以下のようなオッズを付けていたとします。

Aブックメーカー
レイカーズ 2倍
ナゲッツ 3.5倍

Bブックメーカー
レイカーズ 2.5倍
ナゲッツ 3倍

ここで、自分の資金が10万円ある場合、どのようにベットするのが正解となるでしょうか。

仮に以下のようにベットしてみます。

  • Aブックメーカーでナゲッツに5万円をベット
  • Bブックメーカーでレイカーズに5万円をベット

試合結果に応じたリターンは以下のようになります。

【レイカーズ勝利】
Aブックメーカー→払い戻しなし
Bブックメーカー→15万円の払い戻し
リターン +5万円

【ナゲッツ勝利】
Aブックメーカー→17万5,000円の払い戻し
Bブックメーカー→払い戻しなし
リターン +7万5,000円

どちらのチームが勝利しようともリターンがプラスになっていることが分かると思います。複数のブックメーカーのオッズ差を利用してベットを分散することで確実にリターンを狙う方法がアービトラージなのです。

アービトラージのメリット・デメリット

メリットデメリット
・確実なリターンが見込める・アービトラージの成立が困難
・簡単に利用できる・ブックメーカーによるペナルティー

メリット1.リターンの確実性

アービトラージは適用できるオッズを見つけることができれば確実にリターンを獲得することができます。

スポーツベットに限らず、ギャンブルにおいて確実に勝てる方法というものは存在しません。

しかし、アービトラージは100%勝てる戦略です。これこそがアービトラージの持つ最大の魅力であり、最大のメリットであることは間違いありません。

メリット2.誰でも使える戦略

アービトラージは非常にシンプルなルールであるため、初心者でもすぐに利用できる点も大きなメリットです。

複数のブックメーカーのオッズ差を比較し、どのような試合結果になってもリターンが獲得できる組み合わせを見つけるだけです。

また、ピナクルではアービトラージを見つけるためのツールを公開しており、このようなサービスを活用することで更に簡単にアービトラージ戦略に触れることもできます。

デメリット1.アービトラージの成立が少ない

実際にオッズを比較し始めると分かりますが、アービトラージが成立するオッズを見つけることは困難です。ブックメーカーによってオッズの差は多少あるものの、アービトラージが適用できるほどの差はほとんどありません。

ブックメーカー側もアービトラージが利用できないように対策をしているというわけです。

また、アービトラージが成立するオッズを見つけたとしてもそこで獲得できるリターンは微々たるものとなる場合が多いです。労力とリターンが釣り合っていないため、ブックメーカーにおいてアービトラージ頼みの立ち回りは非効率となります。

デメリット2.ブックメーカーによるペナルティー

アービトラージ最大のメリットはブックメーカーによるペナルティーのリスクです。

というのも、多くのブックメーカーは利用規約でアービトラージを禁止しています。アービトラージを利用されると公平なスポーツベットを実現できなくなるためです。

ユーザーがアービトラージを利用しているかどうかは一見しただけでは分かりませんが、怪しい賭け方が長期間に渡って続けられているとブックメーカー側の警戒も強まり、ペナルティーを科せられることになりかねません。

アービトラージで確実に儲け続けることは現実的にはほぼ不可能なのです。

アービトラージを許容しているサイト

多くのブックメーカーはアービトラージを禁止しています。しかし、ピナクルではアービトラージは禁止されておらず、それどころかアービトラージを見つけやすくするためのツールを公開してます。

世界中のブックメーカーの中でもアービトラージを認めているサイトは少ないため、ペナルティーのリスクを減らしたいユーザーはピナクルでアービトラージを思う存分活用することができます。

アービトラージに頼らずリターンを上げる

ブックメーカーでアービトラージを利用してリターンを獲得するのは非常に困難であり、現実的ではありません。そこで、アービトラージに頼らず正攻法でブックメーカーを攻略する手段をおすすめします。

よりオッズの高いブックメーカーを探す

ブックメーカーで最も基本的な攻略はやはりより高いオッズを提供しているサイトでベットすることです。

同じ試合、同じベットオプションに対してブックメーカーによってオッズの高さは若干ながら異なります。オッズが高いブックメーカーを積極的に活用することでリターンの最大化を狙うことが重要です。

そのため、ブックメーカーは一つだけに絞るのではなく、複数のサイトのアカウントを所持していると良いかもしれません。

賭け方を工夫する

ブックメーカーには様々なベットオプションが用意されており、それぞれのベットオプションでリスクリターンが異なります。

堅実に勝つのではあればドローノーベットやオーバーアンダーのようなローリスクなベットオプションを選択すると良いでしょう。

ドローノーベットでは引き分け時にベット額が返金されますし、オーバーアンダーであればチームのプレイスタイルを分析することで比較的容易に的中させることができます。

また、リスクが大きくてもいいからハイリターンを求める方はマルチベットがオススメです。

複数の試合結果をそれぞれ予想し、全てが的中するとリターンがもらえる賭け方がマルチベットです。組み合わせる試合の数が増えれば増えるほど的中させる難易度が高くなりますが、その分リターンも巨大になっていきます。

また、リスクが大きくてもいいからハイリターンを求める方はマルチベットがオススメです。

複数の試合結果をそれぞれ予想し、全てが的中するとリターンがもらえる賭け方がマルチベットです。組み合わせる試合の数が増えれば増えるほど的中させる難易度が高くなりますが、その分リターンも巨大になっていきます。

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